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ことばの相談だより〜「テレビ」が「テベリ」ことばの音に注目する力が発達途中のEくん(年少)のおはなし〜
はじめに 「発音が気になる」とご相談をいただくお子さんの中には、舌や口の動きだけでなく、「ことばの音に注目する力」がまだ十分に育っていないことが背景にある場合があります。 今回は、幼稚園年少のDくんのお話をご紹介します。 ご相談の内容 Dくんは、幼稚園年少の男の子です。 園の先生から「発音が赤ちゃんっぽいところがあるので、一度専門機関へ相談してみてはどうでしょう」と勧められ、お母さまは心配になり、ことばの相談をご利用くださいました。 お母さまは、「舌の動かし方に問題があるのではないか」と気にされていたそうです。 Dくんとの相談の様子 Dくんは、お母さまと一緒に画面の前で相談の開始を待っていてくれました。とても意欲的だったため、絵カードを使って物の名前を言ってもらいながら発音の様子を確認しました。また、お口の動きの真似っこにも楽しそうに取り組んでくれました。 評価の結果、「さかな」が「タカナ」、「せんせい」が「テンテイ」、「かさ」が「カタ」のように、「さしすせそ」が「たちつてと」に置き換わる発音がみられました。 これは未熟構音と呼ばれる発達の途中で
ことばサポートネット
22 時間前読了時間: 4分


ことばの相談だより~「様子を見ましょう」と言われていたDくん(小学5年生)のおはなし~
はじめに 発音の心配事がある時、様子や年齢によっては、自然に改善する可能性が高く「様子を見ましょう」と案内されることは多々あります。もちろん、成長とともに自然に改善する場合はたくさんありますが、十分な自然改善に至らない、ということもあります。 今回は、小学5年生のDくんのお話をご紹介します。 ご相談の内容 Dくんは、活発で明るい小学5年生の男の子です。 小学校低学年の頃、学校の先生から発音について指摘され、ことばの教室を勧められたそうです。ただ、勉強も運動もよくでき、学校生活を楽しく送っていたことや、ご家族も聞き慣れていて大きな違和感を感じていなかったこと、また「そのうち自然によくなるかもしれません」と言われたこともあり、そのまま様子を見ていらしたそうです。 高学年になると、お友達から発音について指摘されることが増え、本人も「治したい」という気持ちを持つようになり、当法人のことばの相談を利用されました。 Dくんとの練習の様子 初回のことばの相談では、「がむ」が「だむ」、「からす」が「たらす」のように、音が置き換わる発音がみられました。これは「未熟
ことばサポートネット
7月11日読了時間: 4分


ことばの相談だより ~側音化構音で訓練中の方のYouTubeのご紹介~
当法人で練習されている方が、YouTubeで自主トレーニングの様子や練習への思いを発信してくださっています。ご本人の許可をいただきましたので、ご紹介いたします。
ことばサポートネット
6月20日読了時間: 2分


ことばの相談だより~発音と向き合ってこられたCさん(成人)のおはなし~
ことばの相談では、成人の方からの相談もお受けしています。
今回ご紹介するのは、舞台俳優や講師として忙しく活動していらっしゃるCさんです。
ことばサポートネット
5月23日読了時間: 4分


一般社団法人ことばサポートネットは設立4周年を迎えました
平素より一般社団法人ことばサポートネットの活動に対し、多大なるご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。 この度、一般社団法人ことばサポートネットは、設立4周年を迎えることができました。 これもひとえに、利用者様、関係機関の皆様、そして日々支えてくださる全ての方々の温かいご協力の賜物と、深く感謝申し上げます。 設立以来、ことば・発音の悩み事の相談先が足りない地域にお住まいの方に対し、必要な言語療法をお届けできるよう、相談会の開催、オンラインでの発音練習やことばの支援の提供を行ってまいりました。 無料のことばの相談には、毎週たくさんの方がお問い合わせをくださいますが、中には、自治体に問い合わせたが予約が数ヶ月先になってしまったという方、通える範囲に言語聴覚士が見つからなかったという方、事情があって家から出ることに困難がある方などもいらっしゃいました。 オンラインではできないことももちろんありますが、オンラインでの構音評価や構音訓練の実績を積み重ねてきた私たちにできることがあれば、地域の先生方と連携をとりながらお役立ていただけるよう、尽力して参り
ksnpre2022
4月20日読了時間: 5分


声を失って「ことばの救急隊」を開発された伊藤さんにご寄稿いただきました
ことばを話すことの障害をきっかけに「ことばの救急隊」を開発された伊藤晴夫さんと、一緒に活動されている松本陸さんにご寄稿をいただきました。 伊藤さんは、ご自身と同じような大変さをお持ちの方の役に立てるように経験をたくさんの方に広めたいとの思いで、愛知県言語聴覚士会の学術集会でご講演されるなど積極的に活動されている方です。 今回伊藤さん、松本さんよりお声かけをいただき、微力ながら当法人でもコラム掲載をさせていただくことになりました。 ブログを読んでくださっている方の中には、音声で伝えることに大変さを持つ方に関わっている方も多いかと思います。伊藤さんの経験をたくさんの方に知っていただき、いざという時のことをリハビリ室などでも話題にあげていただけるきっかけになったら嬉しいです。 なお、「ことばの救急隊」についてのお問い合わせは、 愛知県名古屋市名東区文教台1丁目603番地 株式会社オフィスクリエイト 052-726-3226 松本 陸さん までお願いいたします。 ========================================= 皆様こん
ksnpre2022
3月30日読了時間: 6分


ことばの相談だより〜妹のお名前を呼びたいのに伝わらないAちゃんのお話〜
今回は、妹さんの誕生をきっかけに「伝えたいのに伝わらない」経験をしたMちゃん(5歳)のケースをご紹介します。
ksnpre2022
3月23日読了時間: 3分


大人の機能性構音障害について 中日新聞ポッドキャスト「あしたのたね」出演のお知らせ
こんにちは、一般社団法人ことばサポートネットです。 3月16日月曜日より3日間、当法人にて発音練習を終了された田邉様が”大人の機能性構音障害”のご経験者として中日新聞ポッドキャストに出演されます。 ポッドキャストでは、機能性構音障害を抱えて過ごした田邉さんの幼少期のお話や、発音練習を始めた時のお気持ち、練習の過程や練習を終え、自由にお話しできる現在のご活躍などについて、和やかな雰囲気の中たくさんお話しいただきました。 田邉様は、「子どもの発達を考えるSTの会」の会報にもご寄稿されており、この会報誌でタイトルにされていた「機能性構音障害があってよかったとは思わない、けど」の「けど」にギュッと詰まった思いを語ってくださっています。 田邉さんが当法人で発音練習をされていた当時、担当させていただいておりました埜藤(言語聴覚士)も一緒に出演し、機能性構音障害についての情報をお伝えしたり、一緒に練習を振り返って思い出に浸ったりしています。 お時間が許せば、是非、聞いていただけたら幸いです。 また、田邉さんが機能性構音障害を知るきっかけになった新聞記事等の資料
ksnpre2022
3月15日読了時間: 2分


ことばサポートネットの言語聴覚士のこと vol.2
ことばサポートネットのメンバーを紹介するインタビューシリーズです。 今回は、ことばすくすくライブを担当している、副島言語聴覚士にインタビューしました。 副島栄美 言語聴覚士 担当:ことばすくすくライブ 《経歴》 修士(言語聴覚学) マカトンサインワークショップ基礎1・基礎2修了 リッカムプログラム臨床研修会 修了 Q1:言語聴覚士を志したきっかけは何ですか? 中学生のころから、人と向き合い、その人に合わせた個別のサポートができる仕事に魅力を感じていました。いくつか候補があった中で、国家資格として専門的な知識と技術を身につけ、責任をもって支援できる点にも強く惹かれ言語聴覚士を目指しました。大学受験で言語聴覚学科を選んだ当時は、言語聴覚士は国家資格にはなっておらず、両親は心配していましたが、現在は言語聴覚士を選んで良かったと思います。 Q2:これまでどんな領域・機関で支援をされてきましたか? 20代のころは急性期の大学病院で産まれたばかりの赤ちゃんから高齢者までの脳腫瘍や癌などのリハビリ、高次機能障害、音声障害、嚥下障害
ksnpre2022
1月15日読了時間: 6分


冬休みにお勧めの、配信中のオンライン講座をご紹介します
冬休みは、いつもより少しだけ立ち止まって、日々の関わりやお仕事を振り返るのにぴったりな時期です。ことばサポートネットでは現在、すきま時間にご自宅からゆっくり学んでいただけるオンライン講座の録画配信を複数ご用意しています。 「まとまった一人の時間が取れない」「会場が遠方なので交通費がかさむ」「子どもの予定が読めない」など、現地開催の講座への参加が難しい方でも、ご都合のよいタイミングで視聴していただけます。途中で一時停止したり、もう一度見返したりしながら、ご自分のペースでじっくり学ぶことができるのも、録画配信ならではのメリットです。 現在録画配信中のオンライン講座をご紹介します この冬、ことばサポートネットでは、次のようなテーマの講座を録画配信でお届けしています。詳細のご確認・お申し込みは、Peatixことばサポートネットのイベントページよりお願いいたします。 ★ ことばに関わる専門職向け(言語聴覚士・ことばの教室の先生に特におすすめ) 口蓋裂のあるお子さんは、約500人に1人と言われています。学校のことばの教室に勤務される先生や、一般の医療機関、児
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2025年12月29日読了時間: 5分


「子どもの発達を考えるSTの会」会報に当法人ご利用者様のご寄稿と、当法人の行政との連携の取り組みが掲載されました
子どもの発達を考えるSTの会の会報16号(2025年11月発行)に、ご利用者様のご寄稿「機能性構音障害があって良かったとは思わない、けど」と、当法人の行政との連携の取り組みを紹介する寄稿「”子どもST不足”でも必要な支援を届けたい」が掲載されました。 ■ ご利用者様のご寄稿では 当事者としての長年の体験 「言い換え」によって失われていく自己表現の歯痒さ オンラインカウンセリングと発音練習の具体的なプロセス 発音が改善していく中で起きた、仕事・音楽・人生の変化 が、非常に率直なことばで綴られています。 「機能性構音障害があって良かった」と美談にすることはできない。それでも、支援と出会えたことで確かに変わった“今”がある。 構音障害の支援に関わる言語聴覚士の方、発音に悩みながら「様子を見てきた」当事者・家族の方、そして「ことばで生きる」すべての人に読んでほしい、当事者の視点から描かれた、静かで力強い実践記録です。 構音障害を持つお子さんに関わる言語聴覚士にとって、構音障害を抱えたまま成人になる方のことばから学ぶことは本当にたくさんあると感じています。
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2025年12月27日読了時間: 3分


オンラインことばの相談への私たちの思い
こんにちは、一般社団法人ことばサポートネットです。 私たちは、大人の方も子どもの方も、どなたでもご利用可能な「オンラインことばの相談」を無料提供※しています。 乳幼児期について 多くの自治体では、子育て支援課などにことばの相談の窓口が設置されています。 しかしながら、子どもを専門とする言語聴覚士の数は限られており、ことばの心配事が出てきた時にすぐに予約が取れるわけではない自治体もあります。 また、保護者の方の状況によっては、お仕事のスケジュール調整、兄弟も含めたお子さんの体調管理など、いろいろなハードルがある中で、心配事があっても自治体への相談へ踏み出しにくい状況にある場合もあります。 ことばの問題が、すぐに命に関わるようなことはありません。 それでも、 「発音が伝わりづらくて本人も困っていそう、治るのだろうか?」 「吃音かもしれないけれど、今日、子どもにどう対応したらいいのだろう・・・」 「言葉がなかなか出てこないけれど、家でできることはないのかな」 子育て真っ只中の保護者の方にとっては、問題は切実です。 また、実際に背景に病気が隠れている可能
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2025年12月26日読了時間: 5分


『子どもと音環境 つぶやきが聞こえる環境づくり』
「吸音」「残響時間」「騒音感受性」「ロンバート効果」・・・ 言語聴覚士として、園や学校、児童発達支援施設、放課後等デイサービスなど、集団での生活が行われている場にお招きいただいたり、もしくは日常的に勤務をする際、ひとりひとりのお子さんの暮らしをことばの切り口から支える仕事をさせていただくことになるかと思います。 お子さんが暮らしの中でなにか大変なことがあるようであれば、お子さんの普段の様子や問診、検査結果などを手掛かりに、そのお子さんに関わる人にできることを考えたり、そのお子さん自身の育ちを応援するような個別療育のプログラムを考えたり、といったことを行っています。 加えて、わかりやすいものの配置、お片付けが楽しくなるしかけ、切り替えがしやすい工夫など、環境面を整えることも大切な仕事になります。 お子さんの中には、音にまつわる大変さを抱えている方もいます。 ですから、言語聴覚士として園等にお伺いする時には、冒頭にあげたような用語について理解しておくことが大切だと思います。 音環境に関する知識を深められるよう、この度船場ひさお先生にご講義いただきます
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2025年11月27日読了時間: 3分


小学校の言語通級指導教室(ことばの教室)訪問
2025年10月、大田区教育委員会にご依頼いただき、 医療専門相談として小学校への訪問を行いました。 ことばの教室の授業に同席し、口蓋化構音、側音化構音等のあるお子さんの評価の補助や実際の音の誘導、今後の方針の相談等を行いました。 学校のことばの教室の歴史は古く、「言語聴覚士」が国家資格となるよりずっと前から、たくさんの実践が行われてきた歴史があります。 現在私たちが日々構音訓練を行うことができるのは、ことばの教室の先生方や医療機関等の言語担当の先生方が長きにわたり培われてきた財産から学ぶことができるおかげです。 ことばの教室の先生方の中には、言語聴覚士の方も、教諭の方もいらっしゃいます。医療機関の言語室と学校のことばの教室では共通する部分もありますが、「治療」の意味合いの強さや、生活への関りの深さなど、その性質上異なる部分も多々あります。その方のライフステージによって、ことばの練習の目的が変わっていく場合もあります。一人のお子さんが、例えば幼児期には医療機関で、学齢期には小学校のことばの教室でことばの練習をする、といったようなこともあります。.
ksnpre2022
2025年10月30日読了時間: 2分


第49回 日本口蓋裂学会総会・学術集会『第一第二鰓弓症候群症例の鼻咽腔閉鎖機能と構音』(髙橋路子ST)
2025/10/23-24 第49回日本口蓋裂学会総会・学術集会が国立京都国際会館にて行われ、当法人技術監修者髙橋路子STが『第一第二鰓弓症候群症例の鼻咽腔閉鎖機能と構音』の発表を致しました。
第一第二鰓弓症候群のうち、口蓋裂を併発しない症例に関し、幼児期と学齢期以降の鼻咽腔閉鎖機能と構音についての比較を発表しております。
ksnpre2022
2025年10月27日読了時間: 2分


言語聴覚士 知念先生&矢崎先生のCoco-on LIVEトーク!にお邪魔しました
2025/09/28 一般社団法人Coco-on の ”Coco-on LIVEトーク!”に当法人代表をお招きいただきました。 一般社団法人Coco-on は、言語聴覚士知念洋美先生と矢崎真一先生が共同代表で運営されている団体です。 Coco-on...
ksnpre2022
2025年10月1日読了時間: 2分


活動報告:音環境の専門家との言語室視察
音響の専門家である船場 ひさお先生 (一般社団法人 こどものための音環境デザイン代表理事、駿河台大学メディア情報学部 教授)、野口 紗生先生 (一般社団法人 こどものための音環境デザイン 浜松学院大学 地域共創学部 地域子ども教育学科 講師)のお二人と言語外来を見学しました
一般社団法人ことばサポートネット
2025年7月25日読了時間: 4分


コラム:海外での子育て中の方へ届けたい思い
今回は、当法人で「ことばすくすくライブ♪」を担当している副島栄美言語聴覚士によるコラムをお届けします。 海外での子育ての経験から、当法人で、在外邦人支援部門で活躍中の言語聴覚士です。 是非ご一読ください。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~...
ksnpre2022
2025年5月23日読了時間: 5分


こどもの構音障害啓発事業のご報告
愛知県半田市の市民活動助成金「はじめの一歩部門」を活用し、2024年8月1日〜2025年3月31日の期間にわたり、市内で構音障害に関する啓発事業を実施しました。 「構音」とは、声や言葉の「音」を作ることを指し、構音障害とは、構音器官(口唇・舌・口蓋などの発語器官)そのものや...
ksnpre2022
2025年4月25日読了時間: 4分


鼻咽腔閉鎖機能のおはなし
鼻咽腔閉鎖機能とは、上顎の軟口蓋(なんこうがい)という部分の動きを中心とした、口の空間と鼻の空間を分離する機能のことで、お喋りをする時や食事をする時、吸ったり吹いたりする時に必要な機能です。
ksnpre2022
2025年4月20日読了時間: 4分