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ことばサポートネットの言語聴覚士のこと vol.2

ことばサポートネットのメンバーを紹介するインタビューシリーズです。

今回は、ことばすくすくライブを担当している、副島言語聴覚士にインタビューしました。





副島栄美


言語聴覚士             

担当:ことばすくすくライブ

《経歴》

修士(言語聴覚学)

マカトンサインワークショップ基礎1・基礎2修了

リッカムプログラム臨床研修会 修了




Q1:言語聴覚士を志したきっかけは何ですか?


 中学生のころから、人と向き合い、その人に合わせた個別のサポートができる仕事に魅力を感じていました。いくつか候補があった中で、国家資格として専門的な知識と技術を身につけ、責任をもって支援できる点にも強く惹かれ言語聴覚士を目指しました。大学受験で言語聴覚学科を選んだ当時は、言語聴覚士は国家資格にはなっておらず、両親は心配していましたが、現在は言語聴覚士を選んで良かったと思います。


Q2:これまでどんな領域・機関で支援をされてきましたか?


 20代のころは急性期の大学病院で産まれたばかりの赤ちゃんから高齢者までの脳腫瘍や癌などのリハビリ、高次機能障害、音声障害、嚥下障害まで、何でも経験させていただきました。現在は、主に教育センターや支援学校で小児の領域での発音、ことばの発達、コミュニケーション、学習などの領域で勤務しています。


 また、夫の駐在に帯同したことをきっかけに、海外在住の日本人の発音や発達をサポートするためのオンライン事業『TOKYOことばサロン』を6年前に立ち上げ、現在も活動しています。


Q3:ことばサポートネットで活動を始めた理由は?


 教育機関や『TOKYOことばサロン』の活動をする中で、幼稚園・保育園、小学校と言語聴覚士の協働の必要性を強く感じました。ことばサポートネットが行っている、小学校のことばの教室との連携事業に興味を持ち、一緒に参加させていただく事になったのがきっかけです。言語聴覚士が問題意識を持ち、一般社団法人として子どもを取り巻く言語環境に大きな規模で取り組むことができるのが魅力の一つです。


Q4:オンラインの言語療法についてどのように感じていますか?


 言語聴覚士が不足している現状の中で、経験のある言語聴覚士が、場所の垣根を超えて様々な支援ができる、素晴らしい方法だと思っています。もちろん、訓練をする上でのデメリットもありますが、それを上回るメリットがあると考えます。日本で言語聴覚士に会うことも難しいのに、海外からであると尚更です。どこにいても、求める言語支援のサービスを手軽に受けられるのが最大のメリットだと感じています。


 また、コロナ禍に最大のメリットを発揮したように、口腔周辺を扱う言語聴覚士にとっては、お互いに感染リスクがないということもメリットとなります。見本として口の中を画面に大きく映して見せられます。私はよく画面共有して図や絵を使って解説したりもしていて、対面ではないデメリットのカバーにも心がけています。


 保護者の方の協力を依頼することが、家庭での練習には不可欠だと考えているので、保護者の方にも、目標とする音と違う音の区別がつくように何度も練習していただいたり、また家庭での練習時にお手本になれるように、一緒に練習していただいたりしています。



Q5:支援の中で印象に残っている出来事や、やりがいを感じた瞬間を教えてください


 私が現在関わっている、教育センター、支援学校、オンラインの仕事全てで共通しますが、客観的評価や本人家族のニーズに合わせて、言語聴覚士が立案した支援方法を、本人も家族も保育園・幼稚園・学校などの先生と同じ問題意識を持ちながら共通の目標に向かって一緒に取り組み、発音が改善したり成長が見られたりすることによって、生活がよりよくなっていることをみんなで実感でき共に喜び合えた時には、本当にやりがいを感じます。


ことばすくすくライブ♪の様子 最初にみんなで一緒にサインを確認します
ことばすくすくライブ♪の様子 最初にみんなで一緒にサインを確認します

Q6:ことばすくすくライブを担当する中で、大切にしていることや、こだわりポイントはありますか?


 ことばすくすくライブ♪では、まず何より「楽しく」参加できることを大切にしています。不安や悩みを抱えている方でも、肩の力を抜いて、「ちょっと参加してみようかな」と思える雰囲気づくりを意識しています。


特にこだわっているのは次の3つです。

 

① 明日から“すぐに使える”こと

 ライブでは毎回テーマを決めて、ことばの代わりに使用できる、療育現場でよく使う手話のようなサインを1~2個ご紹介し、そのサインを使って歌と一緒に使用できるライブに仕上げています。


 保護者の方にも支援者にも、「今日聞いたことが、明日すぐ試せる」と感じてもらえる内容でお届けできるように心がけています。 小さな工夫でも、子どもの変化につながる視点を大切にしています。


② どなたでも“気軽に参加できる”ライブであること

 海外に住んでいる方、外出が難しい方、地域に専門家がいない方でも、時間や場所にとらわれず安心して参加できるように、申し込みをしていただければ、無料でご参加いただけます。どうしても時差や体調不良でご参加いただけなくても動画でも見ていただけるように、YouTubeの配信も行っています。


③ 保護者も支援者も、一緒に前向きになれること

 立場は違っても、子どもの育ちを願う気持ちは同じ。共通して受け取れる内容にし、ご家庭でも支援の現場でも活用できる、みんなで子どもの成長を後押しできるライブになることを大切にしています。


 これからも、 楽しく・気軽に参加できて、明日からの関わりが少し楽しみになるライブを心を込めて届けていきます。


Q7:読んでくださる方へメッセージをお願いします。


 海外で子育てをされている方、外出が難しい方、そして身近に専門家がいない地域に暮らす方が、決してひとりで悩まなくていいように。私たち言語聴覚士は、子どもの育ちに寄り添うすべての方の“そばで支えになれる存在”でありたいと願っています。

ご家族の方も、支援に携わる方も、 子どもの成長を思う気持ちは同じです。

ことばの課題や不安は、子ども本人やご家族だけでなく、周囲の先生方や支援者の方々とも共有しながら取り組むことで、より大きな力になります。私は、保護者・本人・支援者が同じ目標を持ち、安心して協力し合える関係づくりを大切にしています。


 オンラインという形でも、距離の垣根を越えてつながり、みんなで子どもの成長を喜び合える場を広げていければと思っています。そして、 日々の関わりに前向きな気持ちが生まれるよう、これからも楽しく届くサポートを続けていきます。

どこにいても、どんな状況でも、子どもたちの未来をいっしょに育んでいけますように。

ことばすくすくライブ♪でお待ちしています。


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 副島STは、オンラインイベントの場づくりを丁寧に担ってくれているベテランのスタッフです。初めての方でも安心して参加できるよう、細やかな配慮しながら、長年の経験と研究の中で培ってきた確かな技術と専門性をお届けしています。


 是非お気軽に、ことばすくすくライブ♪にご参加ください。


 これからも、ことばの心配事を持つ方にお子さんや保護者の方、大人の方に言語聴覚士の確かな専門性をお届けできるよう、職員一同尽力してまいります。


▼ことばすくすくライブについて

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