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保育博で一番伺ったことばは「言語聴覚士が足りません」でした

2025/11/20ー21、東京浜松町にて保育博に出展いたしました。


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私たちが普及活動を行っている「オンラインことばの教室」について、たくさんの先生方にお話を聞いていただき、関心をお寄せいただきましたことに、こころより御礼申し上げます。


保育博では、たくさんの園や児童発達支援施設などの先生方とお話しする機会を頂き、

ブースでお声がけくださった方々に、発音の心配事があるときにかかる先は地域にありますか?とお伺いしたのですが、ほとんどの方から「近くにないんです」「あるけれど半年待ちなどざらで・・・」「言語聴覚士が足りないんです、どこに行けば会えますか?」といったお声を頂きました。

中には、園・児童発達支援施設で言語聴覚士を採用しようと探しているけれども、全然みつからない、という先生方も複数いらっしゃいました。


自治体に複数人の言語聴覚士がいる地域もある一方、月に一回他地域からくるにとどまる自治体もあるとのことで、地域による差が大きいことを感じました。


また今回、とてもすてきな園長先生との出会いもありました。

地域に言語聴覚士が足りないとのことで、園内に言語聴覚士の支援ができる場を立ち上げていらっしゃるとのことです。しかも、自園のお子さんだけでなく、地域のお子さんで必要なお子さんには利用できる体制を作られたとのことです。

お子さんに寄り添った先生のお話に、とてもあたたかい気持ちになりました。


小児臨床の経験の豊富なSTが少ない地域もあります。

一方、小児臨床の経験がありながらも、出産や子育て、家族の介護、自身の健康問題など様々な理由で勤めに出ることが難しいけれど、在宅であれば仕事ができる言語聴覚士もいます。

当法人では、在宅で安心して言語聴覚士が働くことができる体制づくりを行うとともに、園等にオンラインのことばの教室を普及する活動を行っています。 オンラインでできることは限られていますが、それでも、”まずは言語聴覚士につながる場所”としてとても大きな意味があると思っています。

近くに専門職がいないから、様子を見るしかない、その結果必要な支援につながらない、というお子さんが一人でも減るように、沢山の自治体、園、教育・福祉の施設にオンラインことばの教室を設置していただけるよう、これからも尽力していきたいと思います。


オンラインことばの教室の詳しいご紹介はこちら



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