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オンライン言語療法のこと  ~連携をお願いします~

 発音の練習は、少しずつ少しずつ、小さな積み重ねの中で改善につなげていきます。

 もちろん、状態によっては間隔を空けた言語療法で改善することもありますが、私たちは週に一回程度の言語療法を基本と考えています。

 しかしながら現在、機能性・器質性の構音障害の言語療法を専門的に行っている施設は限られているのが現状です。週に一回の言語療法を受けたくても、地域で受け入れ可能な人数や通院にかかる時間的・金銭的なコストなど、様々な理由で頻度を落とさざるを得ないという話しもよく耳にします。

 私たちは、適切な頻度を確保した「積み重ね」ができるよう、オンラインでの構音訓練の実績を活かして、専門の言語聴覚士による言語療法を提供しています。

 

 とはいえすべてがオンラインで完結できるわけではありません。例えば鼻咽腔閉鎖機能についての正確な評価や触診、徒手的な手技をオンラインで施行するのは困難です。私たちが直接介入できるのはあくまでも積み重ねの部分ですので、適切なオンライン言語療法の提供は、地域で、対面で見てくださる方がいてこそ成り立ちます。 

 私たちの言語療法は、特に口蓋裂など器質性構音障害の場合、かかりつけの言語聴覚士がいらっしゃることが基本となります。評価をしていただいた上で、積み重ねの練習を私どもでお受けしたり、オンラインでの言語療法中に対面での対応が必要と判断された場合には、地域の先生にご支援をお願いしたりと、地域の専門家の方々との連携が不可欠です。

 より多くの施設様と連携を取らせていただくことで、予約枠がいっぱいで構音訓練を十分に受けられない、適切な時期の介入が難しい、といった困りごとが少しでも解消できればと考えています。

 現在、地域の保健センターや幼児通園施設などと連携し、オンラインで言語療法を提供する取り組みを進めています。必要な方に支援な支援を届けるために、行政や企業、病院など、さまざまな施設様に当法人のサービスをご利用いただくこと、役割分担をしながら共に支援をしていけることを願っています。

 このような活動にご賛同くださる方がいらっしゃいましたら、是非連携を取らせていただけましたら幸いです。



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