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【活動報告】日本言語聴覚士協会理事の皆様より5歳児健診で利用可能な発音評価ツールについてご助言をいただきました

2026年1月、こども家庭庁と乳幼児健診について連携されている日本言語聴覚士協会の理事である赤壁省吾さま(社会福祉法人光会 ちきゅうっこ保育園 https://www.chikyu-kawanishi.com/ 、西野将太さま(はなうた株式会社 通所支援事業所はなうた https://hanauta.tkc.best-hp.jp/ )2名の方に、現在作成を進めている「5歳児の発音評価のガイドブック」と「発音チェックシート」についてご助言をいただきました。



■ 健診現場での発音評価について

自治体の出生数によって5歳児健診に向けた準備の流れや対応方法が異なることや、小規模の自治体で行われている5歳児健診の実情を教えていただきました。


これまでに、いくつかの自治体の保健師の方々にお話を伺いましたが、人口が多い自治体では「すでに健診当日および準備の負担が大きいため、従来の準備にさらに発音チェックを追加する場合は、できるだけ少ない項目数で、事前の問診票に組み込める形が望ましい」というご意見が多かったです。


一方、今回お話を伺った出生数が30名ほどの自治体では、保育園やこども園と連携し、巡回で不器用さや、数の復唱、舌の運動、舌の運動や姿勢と関連している眼球運動をチェックして、健診当日に保護者へ報告したり、気になるお子さんへは新版K式やK-ABC2、WISC-Ⅳなどを実施して、フォローアップしている自治体もありました。


したがって、出生数によって各自治体の健診の対応が違うこと、地方型と都市型に対応する仕様の説明が必要というご意見をいただきました。


実際の現場に即した、実用的なご意見を多数いただき、今後のチェックリストの改善において非常に参考となりました。



■ ガイドブックやチェックリストへのご意見

次のような具体的なご意見をいただきました。


  • 手引きやチェックリストは既に現場の専門職に活用してもらえる内容になっている

  • 理解を促すために、音声サンプルがあるとわかりやすい

  • 使いやすさと、保護者への説明のしやすさも重要

  • 対応方法で、緊急性のある場合の根拠や、経過観察で良い場合の根拠を、健診の中で言語聴覚士以外の方が判断して保護者に説明するのは難しいのではないか

  • 健診に言語聴覚士が介入していけると良いが、県士会に自治体からお願いされても人材不足で対応できない現状もある

  • 健診で言語聴覚士がいる医療機関に繋ぎたくても、自治体の医療機関は予約が半年から1年待ちという所も多い。今回のガイドブックには日本言語聴覚士協会のホームページにある言語聴覚士の検索方法が記載されているので、ぜひ活用してもらいたい

  • また自治体の医療機関だけでなく、オンラインで言語聴覚士と連携でき、すぐに介入できる法人がある事を、ぜひ多くの自治体に知ってもらいたい




■ 今後に向けて


現在作成中の手引きやチェックリストは、発音を評価するだけでなく、必要な支援や適切な受診につなぐための視点を共有する資料として、大きな意義があると感じています。


発音を確認する必要性をわかりやすくお伝えするとともに、必要だと思ってくださる自治体が無理なく取り入れられるものを提案していくことも、とても重要だと感じています。


今回までにいただいたご意見をもとに、見やすさや情報量、表現をさらに調整しながら、健診の現場で、無理なく活用していただける資料へと、引き続きブラッシュアップを進めてまいります。


ご協力くださった皆さまに、改めて感謝申し上げます。



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