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開催報告:2025/07/27『LCSAの実施と指導・支援の実際』『専門職向けLCSA事例検討会』

更新日:8月5日

 2025年7月27日(日)オンライン講座「LCSAの実施と指導・支援の実際」「専門職向けLCSA事例検討会」(講師:東京学芸大学名誉教授 大伴潔先生、進行役:中川信子先生、事例提供:高松 敏之先生)を開催いたしました。

 当日は、言語聴覚士・学校のことばの教室の先生等、多数の皆様にご参加いただきました。運営へのご協力、誠にありがとうございました。


 13時からの講座では、LCSAの内容や実施方法をはじめ、結果の解釈や支援への活かし方まで丁寧に解説していただきました。正確なアセスメントをとることだけでなく、それを実際の支援にどう生かしていくのか、具体的なモデル事例も交えてご解説いただきました。


 15時30分からの事例検討会では、4名の参加者の方にご登壇いただき、モデルケースについて、支援の目標や、具体的な方法などをご説明いただきました。

 高松先生には、保護者役を演じていただき、大伴先生による模擬面接を行っていただきました。中川先生も大絶賛の高松先生の演技のおかげで、臨場感たっぷりの中で参加者みんなで記録をとる実習を行うことができました。

 保護者面談の様子に同席させていただく機会を得ることは非常に限られていますが、今回、モデル事例ではありますが、実際に大伴先生がどのような言葉で問いかけをしているのかや、間の取り方から表情まで見せていただくことができ、貴重な学びの機会となりました。

 意見交換では、熱心にご発表いただく先生方に大きな刺激をいただきました。

 ほかの先生方がお子さんの情報から何を読み取り、どのように支援の道筋を立てていくのかを学びながら、明日からの臨床に行かせるアイディアもたくさんいただきました。たくさんの教材紹介も、本当にありがとうございました。

 意見交換にご参加いただきました先生方に、改めて感謝申し上げます。


 今回の事例検討会に当たっては、愛媛県の言語聴覚士木山幸子さま(ことばのトビラ代表)に、講座当日までの準備および当日の進行についてご尽力いただきました。また、溝江唯先生(新潟医療福祉大学)に、当日の意見まとめをお引き受けいただきました。

 心より御礼申し上げます。



 当日ご参加いただいた方からのご感想を、一部ご紹介いたします。

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≪LCSA実施と指導・支援の実際≫


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  • 興味がある内容だったので、大変勉強になった。教室での購入を検討したいと思った。


  • 指導についても知ることができたのが良かったです。


  • LCSAの基本を知れてよかった。


  • 検査結果と授業中の様子とのギャップがあった場合の考え方や、誤り方からその子の特徴を推察する過程を具体的にお示しいただいて、LCSAが、点数を出すためのテストではなく、その子のことをよく知るための検査だということがよくわかる講座でした。


  • 毎回、大伴先生と中川先生の根底にある子ども(や保護者)に対する温かい姿勢に触れることができて、その度に我が身を振り返る機会になっています。ありがとうございます。


  • LCSAの概論や子どもたちへのアプローチを学ぶことができ勉強になりました。


  • 言語発達やLCSAについての基本を知ることができました。また検査結果からどんな支援ができるかがわかり、9月から早速実践をしてみたいと思います。検査の実際について、もう少し具体的に知りたかった。


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≪LCSA事例検討会≫

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  • とてもわかりやすく、丁寧に教えていただきました。また事例検討会では、いろいろな支援方法を聞く事ができ、大変勉強になりました。


  • 具体的な課題や教材をたくさん知ることができてありがたいです。


  • 同じお子さんについて、いろいろな先生がたの見立て、計画立案、具体的な支援方法を丁寧に教えていただけたり、大伴先生と中川先生、高松先生から、貴重なお話もたくさんいただくことができ、理解が深まり、自分に足りない視点をいろいろいただき、染み入り、感謝のきもちでいっぱいです。この学びを今後の支援につなげていきたいと思います。


  • 今回、様々な立場の方々で事例検討できたことが大変勉強になりました。それぞれの方が紹介された教材についても、視野を広げる良い機会となりました。また、支援は児童だけでなく、保護者へも向けていくことは、とても重要だと思いました。


  • 色々な解釈の仕方があっていいのだなと感じました


  • 発表の皆さまがアイディア豊富で、参加者の方のお話を伺うのが楽しかったです。一人一人に合わせて工夫を凝らして対応されているのだなあととても勉強になりました。


  • 私はSTですが、学校の先生方と意見交換ができる機会は貴重だと感じます。


  • 架空のケースでしたが、「保護者」としての説明が具体的で子どものイメージが浮かびました。先生方の指導方針も具体的で、教材の紹介もありわかりやすかったです。


  • 語彙知識と漢字の読みは、実際に悩むことが多く、日本語の話し言葉と書き言葉・学習言語のギャップをいつも感じています。先生方の評価や指導計画を聴かせて頂き、大変充実した学びとなりました。ありがとうございました


  • LCSAから見える子どもの姿、その姿からどう支援を考えるのか、とても勉強になりました。具体的な教材の紹介があったこともよかったです。


  • 1人の症例を時間をかけて行う方式がとても良かったです。より具体的な子ども象をイメージできたり、それぞれの先生の考え方や情報をたくさんもらえたことがありがたかったです。いろんなアイディアが聞けてよかったです。また、大伴先生のまとめのポイントを聞いて、いろんな情報からしっかりとポイントをまとめることの大事さや、その子の置かれている環境や状況も考えたうえで今後の学習や生活での取り組みをイメージしていくべきだと実感しました。


  • LC -R研修会の早期開催を希望しています。


  • 次回のLCSA事例検討会も楽しみにしています。

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 また、運営へのご意見・励ましのお声も多数いただき、ありがとうございました。いただきましたご意見については部内で検討し、また、講師の先生方に相談しながらできる限り反映できるよう努めてまいります。


 次回は、

 1月31日 LC-R 実施と指導・支援の実際(仮)・事例検討会(仮)

 来年夏ごろ LCSA 実施と指導・支援の実際(仮)・事例検討会(仮)

 を予定しています。

※現時点での予定です、変更の可能性がございますことをご容赦ください。


 詳細が決定いたしましたら、公式ブログ、Peatix、SNSを通じてお知らせいたします。

 どうぞよろしくお願いいたします。


 講座の運営にご興味のある方がいらっしゃいましたら、お手伝いいただけましたら幸いです。お問い合わせは  info@kotoba-support-net.org までお願いします。



<LCSAについて>

学苑社さまのホームページ https://www.gakuensha.co.jp/


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