当法人では、機能性構音障害・口蓋裂の構音障害の臨床に携わる言語聴覚士・ことばの教室の先生等のお役立ていただけるよう、機能性構音障害(異常構音を含む)や口蓋裂等による構音障害の臨床に役立つ構音点の位置付け法の実技講習会を行っております。
今回は、特別企画として90分にお時間を拡大し、ご要望を多数いただいていた鼻咽腔閉鎖機能に関する掘り下げ講座を行いました。
多数のご参加誠にありがとうございました。
また、実習役をしてくださいました先生方に心より御礼申し上げます。
口蓋裂の専門病院にお勤めでなくても、手術機関からの引継ぎで鼻咽腔閉鎖機能の定期的な検査を行う必要がある先生方は多数いらっしゃると思います。学校のことばの教室では、年に一回定期的な評価を行い、必要に応じて手術機関への問い合わせが必要になる場合もあります。
また、初めてお会いする時に口蓋裂の診断がついていなくても、聴覚印象から鼻咽腔閉鎖機能不全を疑う必要がある場合もあります。
今回は、講師の実演を交え、実際に記録用紙や保護者説明用の模式図に書き込みながら一緒に練習をしました。
何度か練習をしていただくことで、評価や保護者説明にお役立ていただけましたら幸いです。
初めての試みで、色々と不手際があり申し訳ございませんでした。運営へのご協力、誠にありがとうございました。
配布いたしました記録用紙や模式図は、コピーをしてご自由に臨床にお役立てください。
ご参加くださった方のお声を一部ご紹介いたします。
アンケートへのご協力、誠にありがとうございました。
頂いたご意見ご感想は、今後の活動の改善に活用させていただきます。
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ST分野の中でも口腔外科に特化した先生のお話を聞けてよかったです。 声門破裂音を鼻咽腔閉鎖不全の為に獲得してしまう場合があるとは学んでいましたが、実際どのように評価するのを実践することが出来ました。説明がわかりやすく、やり方も意外と難しくないんだなぁ、と自信を持つことが出来ました。
なかなか鼻咽腔閉鎖機能のことを勉強させていただく機会がなかったのでありがたいです。 すぐにでも実践できる内容で本当に勉強になりました。
実演がありよかったです。
実際の方法が知れてよかったです。
口蓋裂のお子さんと関わったことがなく、とても勉強になりました。評価時の注意点、説明の仕方等丁寧な御講義ありがとうございました。
鼻息鏡での検査方法を実際に見せていただき、大変勉強になりました。子どもに不安を抱かせずに、正しい評価を得られる検査ができるようになりたいと改めて思いました。専門書を読んだだけではわからない臨床の技を学べてよかったです。ありがとうございました。
実際の臨床で先生がなさっていることも教えていただけたので、自分も臨床のときにどう実施していくかがイメージしやすくありがたかったです。しっかり復習、練習して臨みたいです。ありがとうございました。
開鼻声の例、鼻息鏡の使い方など、本ではわかりにくいところを教えていただき、ありがとうございました。
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また、運営への励ましのお言葉も多数いただきありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
機能性構音障害・口蓋裂の構音障害 音作り実技講習会 シリーズは、
実技習得に焦点を当てたものになります。
口蓋裂の構音障害(機能性構音障害にも応用が可能です)に関する基本的な知識や訓練についての総合的な内容を扱う講座は毎年夏に行っておりますので、併せてのご受講をお勧めいたします。
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1人職場の先生や構音指導を始めたばかりの先生方に、特にご好評をいただいています。
・このモデル提示の仕方で大丈夫かな?
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