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旭出学園の生活の中で使われるマカトンサイン


2024/10/21 言語聴覚士の中川信子先生(子どもの発達を考えるSTの会代表)にご引率いただき、東京都練馬区 旭出学園(私立の特別支援学校)にお邪魔しました。

慶野校長先生にご案内いただき、学園内を見学させていただきました。



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※パンフレットの写真は、慶野校長先生の許可を得て掲載しています



中学部の朝の会にお邪魔すると、先生の生演奏のギターに合わせて流行の曲をみんなで歌っているところでした。歌詞と共にマカトンサインも提示され、マカトンサインで歌うお子さん、音声で歌うお子さん、体を揺らして楽しむお子さん、とそれぞれに朝の歌の時間を楽しんでいました。次に、当番のお子さんがマカトンサインと音声を併用して司会を進行される場面に参加しました。指文字も使用しながら出席を取ったり、本日の予定を教室の皆さんとやり取りをしながら確認したりする様子に、色々な手段で伝えることが、当番の司会役のお子さんにとっても、発表をするお子さんにとっても、大きな達成感につながっていることを感じました。

その後、小学部の朝の会にもお邪魔しました。先生が大きくわかりやすい動作でマカトンサインを示しながら、中学部同様の流れで出欠確認や欠席の人数の確認などが行われ、中学部でのスムーズなやり取りが小学部からの日々の繰り返しの中でゆっくりと育まれてきたことを知ることができました。歌の時間には、電車の車掌さんのような格好をした先生が登場をして、お子さんたちがにこにこと体を動かしながら楽しんでいました。個性やことばの伝達手段も様々なお子さんたちが、先生方の温かなまなざしの下、一つの場にいながらそれぞれの学びを得ている様子が印象的でした。

後半は、高等部と高等部専攻科の授業にお邪魔いたしました。それぞれ、自身の好みに合った職業実習をされている場面にお邪魔すると、生徒の皆様が見学の私たちに向けて、作業内容や特徴などを丁寧に説明してくださいました。されている作業も様々で、卒業後、お一人お一人のお子さんが、自分自身を大切にしながら暮らしていけるような工夫が随所で行われていました。

教職員の先生方の思いと丁寧な関りから、たくさんのことを教えていただきました。

児童生徒の皆様、先生方に心より感謝申し上げます。


旭出学園HP

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