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活動報告:オンライン講座『LCスケール・LCSAの実施と指導・支援の実際』『専門職向けLCスケール事例検討会』を開催いたしました

 2024年7月28日、オンライン講座「LCSAの実施と指導・支援の実際」「LCスケールの実施と指導・支援の実際」「専門職向けLCスケール事例検討会」(講師:東京学芸大学名誉教授 大伴潔先生、進行役:中川信子先生、事例提供:日本福祉大学教授 中嶋理香先生)を開催いたしました。

 皆様のご協力で今年も大伴先生をお迎えして開催できましたことに、心より御礼申し上げます。ご参加いただき、運営にご協力いただき誠にありがとうございました。 

 ご多忙な中、一日がかりの講座の講師と進行役・助言役を担ってくださいました大伴先生、中川先生、心より御礼申し上げます。




 

 午前:LCSA、午後:LCスケールを中心に、検査の構成や実施方法、その結果をどのように支援につなげるかについて、具体例も交えながらご解説いただきました。

 詳しい実施上の注意や、採点時に迷う点など、ご参加の皆様からのご質問やご意見についても、直接著者の大伴先生からご回答をいただくことができ、大変貴重な機会となりました。

 中川先生もからも、LCスケール、LCSAのお話は、優れたアセスメントというだけではなく、子どもの見方、とらえ方が深まります、もっとお話を聞いていたかった、といったようなコメントもいただきました。


 また、夕方の部では、初の試みとなる事例検討会を行いました。

 意見交換者としてご登壇いただきました5名の皆様には、心より御礼申し上げます。 

 事例作成にあたっては、日本福祉大学 中嶋理香教授と関係機関の言語聴覚士の方にに多大なるご協力を賜りました。ありがとうございました。

 一人職場の方も多い領域かとは思いますが、全国各地に、思いを持った専門職の方がいらっしゃり、それぞれに真摯にお子さんと保護者の方に向き合われている様子に励まされた方も多かったのではないかと思います。また、お住まいの地域も教えていただき、今回は、北海道から九州まで、さまざまの地域の方にご登壇いただき、北海道にはこの先生がいらっしゃる、九州にはこの先生がいらっしゃる、と、とても心強く感じました。

 

 事例検討会は、募集開始後早期に満員となり、ご参加いただけなかった方々には申し訳ございませんでした。再度の開催につきましてお問い合わせいただきました皆様、ありがとうございました。


 必要としてくださる皆様にお届けできればと思っております。講義開催決定の際には、HP、Peatix、SNSを通じてお知らせいたします。どうぞよろしくお願いいたします。



 アンケートへのご回答、誠にありがとうございました。一部を掲載させていただきます。


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<午前の部>


●評価方法から解説、アプローチまでとても分かりやすく講義をしてくださったので大変勉強になりました。明日からの臨床で、今日教わったことを活かしていきたいと思います。

具体的な支援方法を教えていただき、すぐ実践に活かせそうです。 ありがとうございました。

●LCSAの実施にあたって丁寧にご説明いただいたり、語彙や文表現の力を育てるための具体的な指導例などもたくさんご提示いただき大変参考になりました。LCSAは子どもさんの現状を把握できるだけでなく、今からどんな支援が必要なのかが分かりやすい検査だと思っています。今後もそれぞれのお子さんに的確な支援ができるよう活用させていただきます。ありがとうございました。

●LCしか使っておりませんでしたが、必要になるだろうと思い受講しましたが、参加してよかったです。 現在児童デイで行動面や話が聞けない事が主でSTを受けにくる子が多くSSTをすれば良いのかな、さてどうしたものかと思っていましたが、もしお子さんたちに弱さがあるのなら見つけて助けになりたいと思い自分の勉強不足を感じました。 訓練メニュー例もあげていただき すぐ実施したいと思いました。 ありがとうございます。

実際のお子様の様子が目に浮かびました。ありがとうございます。学びを深めていきたいと思います。

●学齡期についても事例検討会があったら参加したいです。

●内容が盛りだくさんなので、時間がもう少し長くても良いと思います。

学齢期のお子さんならではの観点(ことばの遅れが国語だけではなく全般的な教科学習や友人関係に影響を与えることや、丁寧語の習得の必要性など)や、具体的な働きかけの方策などを丁寧にご説明いただき、たいへん学びの多い研修でした。

●後半の訓練内容のところが重視されているとよかった

研究結果もご提示いただき、大変参考になりました。学校の学級で使える合理的配慮の例や、検査結果と学校生活や学習で必要な力の関係性など、もっとお話をうかがいたいです。

●たくさんの資料でしたが、非常に分かりやすい説明でした。子ども達の顔を思い浮かべながら説明を聞き、あの子にはこれが、この子にはこれが、と次々やってみたい事が浮かんできました。またこのような会があれば参加したいですが、事例検討にも専門職以外も参加できると嬉しいです。

評価から指導まで具体的な内容で理解が深まりました。

●時間が短すぎ、もっとじっくりお話をお聞きしたかったです

●検査の概要を知ることができました。結果の活かし方についても学ぶことができました。

指導・支援の実際について、具体的にご紹介下さり参考になりました。ありがとうございます。

●わかりやすい話でした。学齢の実態把握と改善に向け活用したいと思った

プロフィールを見ながら、苦手な側面のアプローチ方をお伝え頂き、とても分かりやすかったです。

●検査内容だけでなく支援の方法について具体的に数多くご紹介頂き、今後の臨床に前向きに取り組む後押しをして頂いた気持ちです。ありがとうございました。

●現在は就学前のお子さんの療育に携わっていますが、就学後の長期的な視点での言語発達や支援のありかた(必要となること)を具体的に学ぶことができ、大変勉強になりました。

●朝から夕方まで貴重な講義と実技を拝見できお礼申し上げます。観察する視点、WISC、田中ビネーなどとの違いなども知ることができ勉強になりました。 特別支援学校中学部にはLCスケールが適している子もいれば中学から入ってきて5年生程度の学力の子もいます。両方が学べ、それぞれの子の支援計画にいかせるかを考えながら聴講いたしました。 そらともプロジェクトで、一回では学べず何度も学ぶことが大切と話されていたのが心に焼きついています。どうぞ、遠方のため、子育て中、様々な理由で直接聴講できない私たちに引き続き学びの場をいただけましたら幸いです。

●確認できたことがたくさんありました。「関西弁は理解しても話すことはできない。」納得でした

●LCSAの実施を教えて頂く場を設けて頂きありがとうございます。書籍は購入してましたが、LCSAがどのような過程を経て出来たのかや沢山の方に活用して欲しいという意図も分かることで、アセスメント評価だけではなく、当たり前のことですが、問題にも色々含みがあるので、改めて数値だけではなく、問題の返答も含めて子どもをみたいと思います。就学児で通級に通う児童がいて、インフォーマルなアセスメントだけで小学校は決めてしまうところがあり、児童デイで働くセラピストとしては、インフォーマルもフォーマルも知って支援することが望ましいと思います。小学校の通級と医療職種が連携出来るように働きかけていますが、なかなか難しさを感じますが、小学校がL田中ビネーやWISCだけではなく、LCSAのようなアセスメントを知って本当に必要な通級指導の個別計画を作成できるような将来に期待したいと思いました。


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<午後の部>

基本的なことから丁寧に説明していただき、ありがたかったです。

●LCスケール(LC -R)をよく活用するので、検査のポイントや解釈の方法など聞くことができ、とても学びの多い時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

●検査項目やアセスメント全体的について、わかりやすく説明してくださったので勉強になりました

●検査項目の見るべき視点や、後半の事例に基づいた支援の具体例は大変勉強になりました。 また言語発達の知識の再認識にもつながりました。

●検査内容だけでなく ことばを育むために大切なことを再認識できました。 「言語・コミュニケーションへのアプローチ」を読みなおそうと思います。 ありがとうございました。

●小児の支援の初級者です。学生時代には理解出来なかったことも多いLCスケールの活用の仕方について、本日のご講義ではたくさんのヒントを頂くことが出来、理解が進みました。貴重なご講義ありがとうございました。

●LCスケールをずっと使用させていただいています。大伴先生のお話しを聞いて、自分の足りない点に気づくことができました。療育のヒントもたくさんいただき、勉強になりました。ありがとうございました。

●わかりやすく、受講して良かった。 実際にスケールを使ってアセスメントして、得点を出すところが見れるともっと良かったと思う。

●アセスメントについてもう一度考え直す機会になりました。ありがとうございました。

●領域別の課題のご説明、大変分かりやすかったです。印象に残ったことの1つ目は小さいお子さんは言語のみにとらわれないということ。インフォーマルアセスメントも併せて多方面から発達をとらえることの大切さ、深く心に残りました。2つ目は注意追従条件でのことばかけが効果的であるということ。比較した研究事例があったとは驚きでした。どちらも日々心して実践しているつもりですが、改めてその重要さに気が引き締まる思いでした。

●LCスケールはどのお子さんも大変喜んで取り組んでくれる検査です。これからも楽しく検査をした後に、楽しく取り組んでもらえる支援の課題を提供できるように工夫と研鑽を重ねたいと思います。ありがとうございました。

●LCスケールの全体像、この検査を実施する目的、検査結果をどのように生かしていくのかといったことを理解でき、今後の臨床場面で積極的に活用していくモチベーションとなりました。具体的な指導内容の例も非常に参考になりました。

問題の視点を伺い、採点のポイントを学べて良かったです。

●とても盛りだくさんの内容でしたので、もう少しゆっくりと聞きたかったです。 ありがとうございました。

●大変勉強になりました。 現在、勤務先にはLCスケールがないため、s-s法、PVT-R、質問応答を組み合わせて評価しています。他の検査と比較して優れている点、どういうお子さんにはLCスケールがより適しているかなどお聞きしたかったです。 LCスケールを導入していきたいと思いました。 ありがとうございました。

●LCスケールは以前から活用させていただいています。今回の講習で、各項目の目的がより明確に分かりました。明日からの臨床で活かしていきたいと思います。ありがとうございました

●乳幼児期の言語発達のために有効な関わりを、エビデンスを交えてまとめて下さり、自分の中で改めて整理して捉え直すことができました。 保護者の方にエビデンスをご紹介できると、説得力が増すのでありがたいです。

検査の回答で迷っていたことについて、大伴先生に直接お話を聞くことができてとても研修を受けて良かったです!ありがとうございます。 大伴先生、LCスケールを作ってくださってありがとうございます。子どもの姿を掴み、支援まで考えることのできるとても重要なバッテリーです。ありがとうございます。

●ことばの支援を行う上で大切なことを学ぶことができました。ありがとうございました。

検査の方法を作成者から確認できてよかったです。

●観察のポイントや、結果の捉え方などよくわかった。LCスケールの実施や項目についてはマニュアルに書いてあるので、検査実施後の支援についてもっと詳しく聞けるとなお良かったと思う。

●先生の丁寧なご説明を聞き、さらにLCスケールに興味を持てました。

評価を作成された先生からの貴重な講習で感無量です。内容もとてもわかりやすかったです。

●実践を踏まえてのLCスケールの活用の仕方などを学ぶことができました。また、参加者の方からの質問も勉強になりました。

●大学で触っていたので、学童年齢のLCSAと実演だけを申し込んでいました。その授業中に特別支援学校の知的な遅れがある子にはLCスケールの方を使うと教えていただき急遽受講しました。やはり、忘れていること知らなかったことがあり、学び続ける機会の大切さを感じました。去年の9月にそらともプロジェクトでの講座も受講しました。その時に、中川先生と大伴先生が十年やり続けるように話されていたのが支えになっています。引き続き講座を開催いただけますよう願っております。本当にありがとうございました。

●結果を踏まえどのような支援につなげたらよいか、具体的に知ることができて大変よかったです。もっともっとたくさんお話しをうかがえたら!!という言う気持ちです。

●昨年に続き2回目の参加です。LC-Rについて少しわかりました。チェックリストが付いているという言ことで是非改訂版を買いたいと思います。個人で変えますか。事業所経由ですか。 

(※運営注:書店等で個人でも購入が可能です、このページ下部に学苑社のリンクを掲載します)

●大変、参考になりました。今後も、LCスケールの学びを深め、日々の療育に活用したい。ありがとうございました。


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<夕方の部:事例検討会>

●聴講のみでしたが、こういったディスカッションはとても参考になりました。職場の関係上、同じような立場の人間が少ない上に、いろんな意見を出すという風潮もないのです。今回のようにいろいろな話が聞けるのはとても幸せなことです。

●様々なアイデアが聞けて良かった。

●アプローチの仕方が知れてよかった

1人職場で、小児に関わり1年と短い為私にとっては大変有意義な企画でした。 色々な方の考え方、見方を聞く事ができた事がとても参考になりました。 ありがとうございました。 具体的なアイデアなどは臨床に活かしていきたいと思います。

●様々な先生方のご意見が聞けて勉強になりました。ただ、LCスケールを使用してというよりは普通の症例検討の参考資料の一つにLCスケールが入っているという感じだったので、解釈や訓練の立案などもっとLCスケールに特化したものだと思っていたので少し残念です。

●今回が初めての試みとのことでしたが、参加できて本当に良かったです。普段は職場のST同士でもこのような踏み込んだ事例検討をする機会がないため、今まで気付けなかった視点も多く、今後の臨床をブラッシュアップしていくためのとても良い刺激となりました。

●議論参加の方の意見をきいて、同感したり、気づきを得たり、ひとり職場ではなかなか得られないありがたい機会でした。勇気ある議論参加者のみなさん、ありがとうございました。

●架空事例なのに「こんな子いるなあ」と思える事例をあげてくださって、大変有意義な事例検討会でした。ありがとうございました。 検討会に参加くださった先生方からのご意見に深く同意したり、新たな視点に発見もあり大変勉強になりました。具体的な遊び方もご紹介くださって参考になりました。何より皆さんのお話が分かりやすく、落ち着いていらっしゃる様子に感心していました。 中川先生もおっしゃっていましたが、同じ思いの人たちが前向きに議論すると本当にたくさんの学びがあるんだと思えた嬉しい時間でした。大伴先生はじめSTの先生方ありがとうございました。

●色々なお話を伺えて大変参考になりました。実際担当しているお子さんを思い浮かべながら自分も考える事ができました。新しいアイデアもいただけて嬉しく思いました。

●LC-R領域別まとめシートの分析や活用のしかたを伺うことが時間の関係で短くなったかなと感じましたが、架空の事例とはいえ、これまで対応したこどもさんにもあてはまるようなところもあり、イメージしながら事例検討を聴講することができました。ありがとうございました。

●緊張しましたが、参加して良かったです。同じ立場の方に話を聞いてもらい、意見をいただくことで、考えが深まりました。

●あと30分から一時間、長かったら、もっと具体案などが聞けて良かったと思いました。

実際に大伴先生の親御さんから聞き取りをしている姿や言葉遣い、間合いを伺え光栄でした。一日がかりの講座を本当にありがとうございました。また、現役で働かれているSTの方々の実技を少し見せていただけたり、アイデアを教えていただけたりと学びがたくさんありました。特別支援学校で周りの先生に応援していただきながら一人で対応して構音訓練やお口の体操をしていたので、励まされました。 閉口できずよだれが出る子を受け持っているので、先生方のアイデアは助けになりました。…中略… これからも大伴先生や中川先生のお知恵と全国のSTの方々と繋がれる機会をいただけたら幸いです。

●有意義で充実した2時間でした。一人職場で、自分が行う療育に自信を持てずにいたので、今日議論者の皆さんと同じ見解や方向性であることがわかったりすると、とても安心しました。個人的には、同じ児発勤務の北海道のM先生(運営注:イニシャルに変更させていただきます)の見解に共感することが多かったです。

●いろんな着眼点での意見を聞くことができて、面白かったです。具体的な指導案を聞くこともできて、実際にやってみたいと思う内容もあり、とても良かったです。

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また、運営へのご意見・励ましのお声も多数いただき、ありがとうございました。いただきましたご意見については部内で検討し、また、講師の先生方に相談しながらできる限り反映させていただきます。


なお、個別のお返事が必要な内容につきましては、Peatixのメッセージ機能をご利用いただけましたらご返信いたします。

よろしくお願いいたします。


この度は、本当にありがとうございました。



<LC-R, LCSAについて>

学苑社さまのホームページ https://www.gakuensha.co.jp/


LC-R言語・コミュニケーション発達スケールの書影



LCSA言語・コミュニケーション発達スケール学齢版の書影






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