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口蓋裂の構音障害・基礎編/訓練編 が終了いたしました

今年度も、髙橋講師による口蓋裂の講座を開催いたしました。

たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。


基礎編では、

口蓋裂に関する基礎的知識(分類や発生、頻度など)や構音障害の種類について、また、器質性構音障害としてご質問をいただくことの多い舌小帯短縮症や粘膜下口蓋裂に関するお話を伺いました。

特に、異常構音については実際の音声サンプルや新版構音検査の結果を提示しながらの解説があり、それぞれの異常構音の特徴や検査での注意点など、具体的に知ることができました。

質疑応答では、特に鼻咽腔閉鎖機能に関する関心が高く、鼻息鏡の使い方から、鼻咽腔閉鎖機能不全が疑われる場合の対処方法など、たくさんの話題が上がりました。講師からのエビデンスに基づく解説で、臨床への自信を得られた先生方も少なくなかったのではないかと思います。


訓練編では、

講師が実際に行っている系統的構音訓練について、音の作り方、進め方、舌の提示方法、脱力の方法、声掛けの仕方や間の取り方に至るまで、きめ細かな解説や情報提供があり、翌日からの臨床を大きく支えてもらえるような内容だったかと思います。

構音障害の臨床に日々向き合う講師のノウハウがぎっしりと詰まった90分でした。


音声を聞きながら、また、実習をしながらの講座は、楽しみながら学ぶことができた先生方も多かったのではないかと思います。


講座を通じて、多くのお子さん・構音障害をお持ちの方のお役に立てましたら幸いです。


また、たくさんの方にアンケートにお答えいただきありがとうございました。

皆様のお言葉がスタッフ一同励みになります。ご許可をいただいたものを一部抜粋してご紹介させていただきます。


●連続で講座を受講でき、2学期からの指導や保護者対応に役立てていけそうです。質問にも丁寧なご返事を頂き、ありがとうございます。

勤務する「ことばの教室」は言語聴覚士がおらず、保育の資格を持つ職員で指導を行っているため、具体的な技術、方法論のような講座は勉強になります。

…中略…

今後の講座も楽しみにしております!【園の先生より】


●書籍等から得る知識では限界があり、周囲にも異常構音(の中でも声門破裂音)の訓練の経験があるSTさんがいなかったので、日々悩みながら臨床に臨んでいました。

そのため、本日の実際的な内容は大変参考になりました。資料に再度目を通し、明日からの臨床に生かしたいと思います。ありがとうございました。【言語聴覚士の方より】


●直接先生の訓練時の口元の映像が見られるんはとてもありがたいです。

これからもより実践的で具体的な講座を希望します。ありがとうございました。【言語聴覚士の方より】


これからも、連携を取らせていただけましたら幸いです。


※訓練編に関しましては、キャンセル待ちのご要望を多数いただいたため、

9月10日に急遽追加開催を行うこととなりました。

締め切りは9月2日と迫っておりますが、

お近くにご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひご紹介ください。


お待ちしております。


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