4月21日(日)言語聴覚士の藤森めぐみ先生を講師にお迎えして、
オンライン講座 「運動・音韻」の苦手さを両輪でとらえる臨床実践 〜発音不明瞭なお子さんの支援〜 を開催しました。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
音韻に関しては普段構音にかかわっていらっしゃる先生方からの関心が非常に高く、昨年秋には日本福祉大学中嶋理香教授に「発音が不明瞭な児の診かた 音韻の視点から」と題して、主に理論の面から非常にわかりやすく整理をしていただきました。
理論を理解したうえで、目の前のお子さんに実際にどんな課題を行うべきか、たくさんの実践例も学びたいといったようなお声を多数いただき、今回、音韻・構音の心配事を抱えるお子さんに毎日毎日関り、本当に丁寧な臨床を行っている藤森先生に”臨床家”としての視点でのお話をお引き受けいただくことができました。
藤森先生は言語聴覚士として、教育現場、保育所等多様な施設で地域の子どもたちの支援に関わっていらっしゃいます。
今回の講義では、お子さんへの支援方法はもちろん、保護者の方や保育園等お子さんを取り巻く周囲の大人への説明やサポートについてもたくさんご紹介いただきました。藤森先生ならではの、具体的でわかりやすい説明の仕方も惜しみなく公開してくださり、すぐに臨床に活かせる内容がたくさん詰まったあっという間の90分でした。
以下、ご参加の方からのご感想を一部ご紹介いたします。
アンケートへのご協力、誠にありがとうございました。
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●わかりやすく丁寧にお話いただき、大変有意義な講座でした。 凝り固まった考え(例:読み書き→読むことが先)になりがちでしたが、本日受講させていただき、今後、柔軟にお子さん一人ひとりに合わせた対応や接し方をしていけたらと視野が広がりました。 ありがとうございました!
●発話不明瞭な子どもを持つお母様に対して、不明瞭さの原因がどこにあるのか、そしてどのように解決していくのが、そして家庭での練習方法など、大変わかりやすくご指導いただき誠に有難うございました。「語音の箱」のイメージは大変分かりやすい表現方法だと思いました。
●運動課題についてのプログラムを詳しく紹介していただき、すぐに取り組める物がたくさんありました。ありがとうございました。
●大変勉強になるお話ありがとうございました。 現在自分自身が臨床で行っている事の再確認と、新たに取り入れたいと思う情報が沢山詰まった時間でした。明日からの臨床に生かしブラッシュアップできるよう努力したいです。
●短い時間の中で、見逃してはいけない視点、現実的な取り組みについて教えていただき、素晴らしい内容でした。
●貴重なお話をありがとうございました。構音の問題に音韻が関係していることは理解していましたが、保護者さんや支援者にどう伝えたら良いのか模索していたので、語音の「箱」という表現やマジャール語の復唱などを使って説明をする方法が知れてとても勉強になりました。ホームプログラムもどのように出していくのかまで知ることができ明日からの臨床で実際に使っていきたいと思います。ありがとうございました。
●音韻面、運動面を診る広く細やかな視点を学ぶことができ、とても勉強になりました。また、園の先生や保護者への具体的なアドバイスの話も参考になりました。もっと時間をかけてお聞きしてみたいと感じました。ありがとうございました。
●具体的ですぐに使える内容に感謝しています
●とても丁寧に、なおかつポイントを押さえて大変わかりやすくお話くださり、ありがとうございました。音韻意識の弱さと喃語の遅れやレイトトーカー、Lidとの関連性についても触れていただき、ありがとうございます。日頃の所感が間違いではなかったと、すっきりしました。 また親御さんや園の先生方への、わかりやすいご説明例もお示しくださり、大変参考になりました。
●貴重なお話をありがとうございました。 ご家族様への説明のお話は、大変勉強になりました。発語不明瞭や機能性構音障害のあるお子さんの構音器官の運動の問題については、全体的な運動もみていく必要があることを改めて確認できました。
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☆この講座は、録画の視聴もご用意しております。ぜひご利用ください。
※受講者の方には無料提供となりますので、メールのご案内に従ってご視聴ください。
※新規のお申込みはPeatixにて
※動画の視聴期間は 2024年5月30日(木)まで です
お問合せ E-mail info@kotoba-support-net.org
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