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第51回全日本教育工学研究協議会全国大会での研究発表 「ことばの教室」の教育DX:対面での構音指導を充実させるオンライン支援のあり方 第2報



2025年11月14日(金)~15日(土)、第51回全日本教育工学研究協議会全国大会 茨城つくば大会が茨城県つくば国際会議場にて開催されます。

明日の研究発表においては、当法人も研究協力をしております、ことばの教室での教育DXに関し、新潟県新町小学校 高松敏之先生による発表が行われる予定です。

ご来場予定の皆様、是非お立ち寄りいただけましたら幸いです。


現在、学校現場ではICT活用が盛んになってきています。

ことばの教室で行われる授業では、例えば、「ラ行が言えない」を改善するために細かい舌の動きなどの練習が必要な場合もあります。

国語や算数の授業であれば、多くの保護者にとって自らが経験したことでもあるので、学校から出された宿題について戸惑うことは少なく、また、教材も豊富でとても分かりやすい解説がついていることもあります。

一方、ことばの教室での指導は、保護者が経験したことがあることの方が少なく、宿題を正しく行うためには保護者の理解が不可欠になります。

しかしながら、特に自校通級のお子さんなどでは、保護者が同席することが難しい場合も多々あるのが現状とのことです。


こういった課題の解決の一助となればとの思いで、GIGAスクール構想によりすべてのお子さんに支給されているタブレットなどのICT機器を活用することで、宿題や保護者への解説に動画などを併用することで、保護者に授業内容を理解していただき児童が宿題を正確に行いやすい環境を用意し、発音の早期改善につなげるための実践が新潟県高松教諭を中心に行われています。


適切で効果的な「宿題をだす」には、そのお子さん一人一人、習熟度に合わせる必要があり、技術が要求される場面でもあります。


ことばの教室の先生の環境として、校内に同じ仕事に携わっている先生が少ない場合があります。

跳び箱の指導や九九の指導で悩んだ際には、指導経験のある先生が校内に多数いらっしゃる一方で、「sの誘導」など、特殊な技能が要求される構音指導については、相談できる方がいらっしゃらない環境にいる先生もいるという実情をうけ、

今回の研究では、複数の先生が集まれるオンラインでの動画で宿題を出すための研修の場の設置や、個別の事例について外部専門家を活用した相談やオンラインでの授業同席が可能な場を設置する実践を行っています。

明日は、この研究についての発表となります。

ご来場予定の方がいらっしゃいましたら是非お立ち寄りいただき、ご意見やご指導を賜ることができましたら幸いに存じます。


【K会場】 11月15日(土)10:45-12:15 4F 小会議室405A

2-K 特別支援教育/その他   

2-K-1「ことばの教室」の教育DX:対面での構音指導を充実させるオンライン支援のあり方 第2報 ~動画による家庭学習支援とオンライン上の外部専門家を活用した担当者支援~

高松敏之(新潟県長岡市立新町小学校)

埜藤奈美(一般社団法人ことばサポートネット)

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