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5歳児健診などに利用できる発音チェックシ-ト作成に関するお願い


当法人は、言語聴覚士による非営利団体として、主に発音の心配事を持つお子さん・大人の方の支援を行ってまいりました。

その中で、5歳児健診などで利用できるような発音のチェックリストのようなものはないですか?といった問い合わせを頂くことが何度かありました。

また、小学生以降に当法人をご利用くださる方の中には、発音の障害に起因して辛い思いをしているのに専門職につながらずにいた方も多数おり、中には、手術が必要な状況であった方もいらっしゃいました。


5歳児健診の機会に、発音の状態から医療機関受診の必要性や、専門職へつなぐ必要性が明らかになればという思いで、法人内でも話し合い、また、外部の専門家の先生のお力もかりてチェックシートの作成を試みたいと思っています。


色々な自治体の方に使っていただく中で、必要なお子さんが専門職につながりやすい社会づくりに貢献したいと思っております。

執筆や監修をしてくださる先生方へのお礼やアンケートにご協力いただく方へのお礼、また、無料で公開し、必要な方には送付を行うためには資金が必要となるため、クラウドファンディングを行うことになりました。

趣旨に賛同していただける方がいらっしゃいましたら、お力添えを頂けましたら幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。


クラウドファンディング

【5歳児健診等で"発音のSOS"を見逃さないためのツールを作りたい】


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▼プロジェクトの背景

 

 近年、全国各地で「5歳児健診」が始まっており、その問診項目の一つに「発音の明瞭さ」が含まれています。

 しかし、5歳児の発音に関する明確な判断基準に関する情報は少なく、実際に健診現場で発音を評価する方々から戸惑いの声をいただいています。また、医療・療育、保育の場でも、5歳児の年齢相応の発音がどのようなものかを表示した具体的な指針がないため、「成長とともに改善するだろう」と迷いながら対応している、といった声も多数届いています。

 これらの状況をふまえて、ことばサポートネットでは、5歳児に関わる皆様に「5歳児の発音の基準(5歳ならサ行はまだ言えなくてもよいなどの例)」をお伝えできるものがあればと思い、このプロジェクトを立ち上げました。

 

 多くのお子さんが小学校入学までに日本語の発音を獲得しますが、中には、「構音障害」などにより言語聴覚士などの支援が必要になることがあります。子どもの構音障害の多くは、言語聴覚士などの専門家が介入することにより改善します。

 そのため、何か心配事がある場合には、年中・年長である5歳前後の時期に専門家とつながることを推奨しています。

 「構音障害」は、生まれつきの病気がなかったとしてもどなたでもなる可能性があるものですが、お子さんの発音を聞きなれている保護者は気が付かない場合もあり、健診などで指摘されて初めて気が付かれて支援が受けられるような場合もあります。

 お子さんの構音障害の多くは、「いわゆる赤ちゃんことばが長引く場合」と、「独特な発音の癖がつく場合=異常構音」の二つに分けられますが、特に異常構音の場合には自然改善しづらく、中には病気が隠れている場合もあります。

 発見が遅れてつらい思いをするお子さんが一人でも減るように、5歳児健診での適切な発音の評価が行われる一助となればとの思いで資料の作成を行うことにしました。

 

※子どもの構音障害について、詳しくはこちらに解説をしています。

 

▼プロジェクトの目的

 

 「5歳」での発音の気になるサインや、見逃してはいけない発音のサインに気づきやするために、5歳児の発音の様子に関する資料を作成し、以下の方々に配布・活用していただくことを目指します。

 ◎ 5歳児健診や自治体のことばの相談に関わる、医師、歯科医師、保健師、心理職の方

 ◎ 保育園・幼稚園などで5歳児を担当する先生方

 資料は、5歳児健診などの際に、一目でチェック項目がわかるようなものとし、5歳児健診に関わる方が手元に置いて確認しやすいツールを目指します。

 

 

▼子どもの構音障害啓発に取り組んでいます

 

 私たち一般社団法人ことばサポートネットは、子どもの構音障害の啓発活動に取り組んでいます。

 昨年度は、子どもによく見られる発音の心配事に関するポスターと動画資料を作成し、多数の機関に配布いたしました。

 私たちのもとには、大人になってから相談にいらっしゃる方も多数いますが、中には、幼少期にからかわれて辛い思いをされたご経験を話してくださる方、発音の障害が原因で夢をあきらめた方など、色々な方がいらっしゃいます。

 お子さんの発音の問題の多くは、言語聴覚士による適切な介入により改善します。 必要なお子さんが、言語聴覚士につながれる社会を目指して活動しています。

 

▼活動予定

 

 5歳前後のお子さんや5歳児健診にかかわる方にご意見を伺いながら、必要な内容を検討します。

 発音を専門とする言語聴覚士を中心に医学的根拠に基づいた資料を作成し、専門家への監修を依頼します。

 資料の内容は、健診にかかわる医師などが使用可能なものを想定しています。

 以下のようなものを考えていますが、ご意見をいただきながら検討する予定です。

  ① チェックシート

  ② 手引書   

   ◎ 5歳児の発音発達の目安

   ◎ よく見られる発音の誤りとその例

   ◎ 見逃してはいけない発音のサイン

   ◎ 家庭や園でできる発音のサポート方法

   ◎ 専門家への相談の目安と連絡先

 ※作成した資料は、当法人ウェブサイトへ公開するとともに、関係機関等に配布します。

 

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▼目標金額と使い道

 

 目標金額:12万円

 ー啓発資料のデザイン・印刷費

 ー配布・郵送費ー関係機関への説明・普及活動費

 ー専門家への監修・執筆の謝金

 

▼皆さまへのお願い

 

 5歳児の発音の心配事は、子どもたちの将来に大きく関わります。

 一人でも多くの子どもが必要な支援につながる社会をつくるため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 もしもこの資料の必要性を感じてくださる方がいらっしゃいましたら、拡散にご協力いただけましたら幸いです。

 何卒よろしくお願いいたします。


 また、作成にあたってアンケート調査も実施しています。ぜひご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 アンケートの回答はこちらから



 

 

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