

知ってほしい

お子さんの発音がはっきりしないとき、周りの大人の方に知っていただきたい構音障害の情報をまとめました。
小さなお子さんだけではなく、小学生や中学生、大人になってもこのような症状が残ることがあります。
年齢にかかわらず大人の方も練習できますので、ぜひお気軽にご相談ください。
※「構音障害」は、脳梗塞などの病気、口腔癌などの手術、怪我などさまざまな原因で起こります。
ここでは、主に、病気や怪我などはっきりとした原因がないにも関わらず発音の心配事がある方と、
生まれつきのお口の病気のために発音の心配事がある方にお届けしたい情報を中心に解説しています。
「構音障害」とは?
「構音」とは、声や言葉の「音」を作ることを指します。構音障害とは、構音器官(口唇・舌・口蓋などの発語器官)そのものや、動かし方に問題があり正しく構音できない状態のことです。
構音障害の例
未熟構音
いわゆる赤ちゃんことば。小さなお子さんに関してはほとんど問題はありませんが、就学までには正しい発音を身につけることが望ましいでしょう。

異常構音
異常構音にはいくつかの種類があります。ご相談の多いものを4つ解説します。
側音化構音
い列の音、「け・げ」「さ行・ざ行」などに起こりやすい独特な歪み音です。訓練が必要なことが多いです。

声門破裂音
のどの奥の方で作られる音で、咳払いに似た声や、喉に力を入れた母音に近い音に聞こえます。ぱ行・か行・た行などで起こりやすいです。

口蓋化構音
特定の音が、「か行・が行」に似た独特な歪んだ音に聞こえます。口蓋裂の手術後の上顎の狭さが原因となることが多いです。

側音化構音
音を作る時に、口からではなく鼻から空気を出す発音の誤りです。い列の音や、う列の音に多く、「ん」や「くん」に似た音に聞こえます。

今からでもできる、子どものことば・会話の寄り添い方
発音の気になる部分ではなく、
話す内容に注目し、体験を共有しながら会話を楽しむのが大切です
発音を正そうとして、否定的な言葉や、指導するような声かけをしてしまうと、喋ることが楽しくないと思ってしまうかもしれません。子どもの気持ちに寄り添い、内容に注目して、自然に正しい発音を取り入れながら会話をすることで、子どもの『楽しい』『もっとしゃ べりたい』という気持ちを育み、発音獲得のための土台作りにもつながります。



構音障害を広く知ってもらうため
ポスターを作成しました
この内容を記載したA3ポスターを作成しております。
ご自由にダウンロードして、掲示してご利用ください。
★印刷物が必要な場合は郵送も可能です
(印刷費・郵送事務費のご負担をお願いしています)
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