当法人のオンライン発音練習を終了された方の活動が中日新聞2025/1/7夕刊のコラム「目耳録」に掲載されました。
当法人では機能性構音障害や口蓋裂の構音障害がある方への言語聴覚士によるオンラインでの発音練習を提供しています。
機能性構音障害は、病気などの原因がないのに発音が不明瞭になる状態で、機能性構音障害や口蓋裂術後の構音障害は、多くの場合、適切な言語療法によって改善します。
しかしながら、なかなか理解されなかったり、言語療法を受けられる場につながりにくかったりするために、つらい思いをされている方も多数いらっしゃいます。
お子さんの場合には、保健センターや学校などのことばの教室、発達支援センターなど、いくつかの選択肢がある地域もありますが、大人の方の場合は、言語療法を受けられる場所が非常に限られているのが現状です。
特に機能性構音障害の場合には、病気というわけではないので、医療機関にはつながりにくく、発音の違和感の原因がわからないまま長く悩まれていたという方にお会いすることがしばしばあります。
今回新聞のコラムに登場されている方も、幼少期から悩まれていたそうです。
大人になり、社会人としてご活躍される中で、オンライン会議やきちんとした場で話をするなどの場面で困り感があり、当法人にご連絡をいただきました。
言いづらい音は言い換えてお話をされており、自分らしく話せないと感じる場面もあったようでした。
毎週の言語療法を欠かさず受けていただき、また、ホームプログラムも丁寧に行っていただいた結果、発音はきれいに改善しました。
当法人でオンライン発音練習を受けていただいたのち、自分の言いたいことばを好きなように発して、生き生きと過ごされている様子を伺って、私たちもとてもうれしく思っています。
1月7日 中日新聞 夕刊のコラム欄「目耳録」に掲載されておりますので、是非お手に取ってみて頂けたら幸いです。
機能性構音障害の知名度はまだまだ低く、当法人も啓蒙活動に力を入れております。
今回のコラムには、記者の方が「機能性構音障害」についても書いてくださっています。
このように新聞などで取り上げていただけることをとてもありがたく思っています。
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