2024/9/29 言語聴覚士の藤森めぐみ先生を講師にお迎えして、
オンライン講座 1~3歳ことばの相談・臨床実践講座 ~”ことばがゆっくり”なお子さんの初回相談〜を開催しました。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
藤森先生は千代田区立子ども発達センターや東久留米市わかくさ学園などでお子さんに対する言語療法に携わる傍ら、言語聴覚士として、巡回アドバイザーや外部顧問としてもご活躍されています。
教育現場、保育所等多様な施設での支援経験があり、広い視野で、今だけでなく将来まで考えてこどものことばに向き合ってくださる先生です。
今回の講義では、保護者やお子さんにとって”初めて出会う専門職”になるかもしれないことばの初回相談の場で、藤森先生が大切にしていること、長年携わられた中での失敗談も含めたご経験を絡めながら、初回の短い時間で、どのようにことばの遅れを見立て、発達やことばの遅れのとらえ方や見立てを伝えるか、生活の中でできることの伝え方、今後の療育・受診等のすすめ方を中心に、ことばの初回相談の一連の流れを具体的に扱っていただきました。
今回も、根拠に基づいた、わかりやすいお話に心より感謝しています。
特に心に残っているのは、初回相談で一番大切となるお子さん・保護者の方との関係づくりについて、実際に先生が話されているセリフや身振り手振りも含めて惜しみなく公開してくださった場面です。声のトーンや言い回し、表情も含めて、決して教科書では学ぶことができないことだと思います。その裏にある、講師の先生の熱い思いにも、大きく心を動かされる時間でした。
お子さんも保護者の方もお一人お一人違い、言語聴覚士のほうもお一人お一人違うので、”このまま真似をすればうまくいく”ということは決してありませんが、先輩の臨床を診る機会の少ない職場に勤めることの多い方にとって、少しでも助けになっていたら、と思います。
以下、ご参加の方からのご感想を一部ご紹介いたします。
アンケートへのご協力、誠にありがとうございました。
=====================================
丁寧に説明していただき分かりやすかったです
初回相談の流れや評価の仕方、ご両親に伝えることなど詳しく教えて頂いたおかげで、自分の普段の初回場面で出来ていないことが沢山あると分かりました。もう一度資料等整理しつつ、臨床に取り入れていけるよう頑張りたいと思います。ありがとうございました。
保護者様へのフィードバックや説明が難しく、 いつもわかりやすく伝えられただろうかと悩みながら行っています。先生のたとえを交えたお話が私もできるようになれたらと思いました。
小児リハを担当していますが、お子さんを的確に評価し、今後につながる助言をすることの難しさを日々感じております。藤森先生のご講義では、評価のポイントや見立て、フィードバックについて詳しく説明していただき、大変勉強になりました。感覚統合の視点が乏しかったので、今後知識を深めていきたいと思います。
実践的な内容で とても分かりやすい説明で勉強になりました。ありがとうございました。 評価の内容や保護者への伝え方など 今日学んだことを活かせるように 経験を積んでいきたいと思います。
ことばの相談について実際の様子を交えてお話してくださり今後の臨床に活かしていけたらと思いました
先生の熱い想いに感銘を受けました。私自身も関わらせていただいているこどもさん・保護者の方にそのように向き合えているのかと改めて考えさせられました。講義内容は具体的なものも多く、今後の療育に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。
こども園の看護師として勤務しています。ことばの遅れのある子がおりますが、何を観察して、評価し、対応したらいいのか?と漠然としていました。今回の講演で、少しですが見えてきた気がします。運動と音韻の講演も参考にします。ありがとうございました。
子どもに関わるSTとして個別訓練に5年間関わってきました。訓練の時間を通して、時間をかけて保護者の方とお子さまの発達と関わり方を理解していくことを進めていくことは形になってきた気がしていましたが、初回相談を経験して何か違うコツがありそうだと感じていたところでした。今回の企画をしていただきありがとうございました。藤森先生の臨床知見を余すことなく、言語化して伝えてくださったことに感謝しています。こういう疑問を持ってよかったんだ、こう考えればいいんだと、得るものが多かったです。
実際の子どもさんのアセスメントについて、すぐに役に立つことをたくさん聞かせていただきました。ありがとうございます。
とても分かりやすく具体的なお話をたくさん伺えて良かった。明日からの臨床に役立てていきたい。
具体的にお話しを伺うことができてとても良かったです。
実際に子どもさんや保護者にどんなトーンでどんな言葉を選んでかければよいかを具体的に示してくださって、とても分かりやすかったです。ありがとうございました。
初回面接の際に伺うことのポイントや、初回介入のポイントが少しわかったように思います。
分かりやすくお話していただき、ありがとうございました。相談票の提示や生活のなかでできることを具体的に示していただくなど、参考になりました。食事に関することなどもう少しお話が伺えたらと思いました。 また、参加したいと思います。
自分以外のSTがどんな形で臨床をやっているのか、なかなかひとり職場では知る機会が少ないため、非常に貴重な機会でした。これまでの臨床の中で経験し積み上げてこられたことを惜しげもなくご教授していただき、ありがとうございました。
藤森先生の熱心なご講義に、時間の経つのを忘れて聴き入ってしまいました。
今年から療育へ携わる機会が多くなり、テキストや文献を見ながら行き当たりばったりのように行なっていたので、とても勉強になりました。初回来てくださったことを、もっと労わって対応していけたらと思い、初回だけでも少しでも多くさまざまなことを持ち帰っていただけるように、これからもがんばっていきたいと思います。また、先生のこれからの講座を受講していきたいと思いました。
相談業務の考え方の根幹を再確認できてとても勉強になりました。先生のお人柄も滲み出ていて素敵なお話でした。
相談票に基づいて、親子さんとのやり取り場面を詳細にお示しくださり、また、対応についても言葉を選んで伝えるという気遣いも大切であるということがよく理解できました。有難うございました。
丁寧な解説ありがとうございました。 話すスピードも心地よく、聞き取りやすかったです。 何となくしていたことの裏付けができました。 質問にも時間を沢山割いて頂き、満足でしたが、時間の兼ね合いで割愛された部分も聞きたかったです。
ST1人職場であり、同僚の方々に相談させてもらいながら相談や評価等に従事しています。これで良いのかと不安に思うこともあるのですが、もちろん藤森先生との知識や対応など厚みも深みは雲泥の差ですが、大きな方向は先生の臨床に共感させていただくことが多く、これで良かったんだと自信になりました。先生のように、保護者さまが来てよかった、また何かあればここに相談に来よう、と安心していただけるような臨床を目指して、明日からの仕事に活かしていこうと思います。貴重なご講義をありがとうございました。スタッフの皆様もありがとうございました。
とても,詳細に教えていただき分かりやすかったです。具体的な保護者への伝え方が勉強になりました。
とても丁寧にご講演いただきありがとうございました。相談支援について、机上での学びとしては日々いていましたが、なかなか実践を聞く機会がなかったのでとても参考になりました。子どもを見る視点、保護者に伝える時の言い方など含めこれから参考にさせていただきます。
最前線で悩んでいた内容を丁寧に噛み砕いて教えて頂き、宝物を頂いたようなご講義でした。ありがとうございました。
=====================================
☆この講座は、録画視聴(一部編集動画)をご用意する予定ですが、トラブル等により提供できない可能性がございます。ご了承ください。
☆公開が可能になりましたら、ブログ・Peatix等で告知をいたします。
講座中に案内のありました、「運動・音韻」の苦手さを両輪でとらえる臨床実践~発音不明瞭なお子さんの支援~ につきましては、現在録画公開中です。
ご興味のある方はどうぞご利用ください。
詳しくはこちら
お問合せ E-mail info@kotoba-support-net.org
Komentáře